家庭医の背中

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help リーダーに追加 RSS ポックリ逝きたいんです

<<   作成日時 : 2008/07/12 21:17   >>

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昨日の訪問診療での一コマ。

80歳代の夫婦で、共に生活
習慣病のため、食事に気をつけて
いるが、夫の方は
「ここまで長生きしたから
もう良いよ!」とか「80まで
生きればポックリ逝けるはず」と
話している。

この話題のきっかけは食事に
ついて、どう考えているか?と
いうことだったが、話は次第に
「ピンピンコロリ」(元気に楽しく
生きて、最後は苦しまず楽に
逝けること)へと変わって
いった。


諸外国ではAdvance Directives(事前指示)が
普及しているが、日本では例え
個人が希望して、このような書面を
残しても法的な裏付けがないため、
適切に活用される保証がなく、
いざというときには、家族が決断することが
多い。

また、ひな形がないため、記述内容が
不十分な場合も多いと予想される。

今回このような話題を経験したことを
きっかけに、以前上司から教えてもらった
アメリカ医師会が出しているAdvance Directives
説明&ひな形を読んでみた。

ここでは、事前指示がどういうものであるか?や
実際のひな形を提示することで
医療者以外でも事前指示を理解できるように
説明がされている。

日本では、今年4月に後期高齢者終末期相談支援料
設定されたが、これは「回復を見込むことが難しいと
判断した後期高齢者について」終末期の
対応を相談することを指しているようで
現場の理解が得られず7月からは算定できなくなった。

恐らく国としては諸外国のようなAdvance Directivesを
イメージしていたのかもしれないが、
後期高齢者制度に対する逆風や
「回復を見込むことが難しい」人に限定して
しまったため、凍結となったと思う。

個人的には、日常診療で患者さんとは
良く「どうやって死にたいですか??」と
聞くことが多い。

皆さん、自分なりの希望は持っているが
家族などと話す機会がないことが多い
ようである。

我々としては、このような話題を
振りかける事と同時に本人・家族と
一緒に考えていく姿勢を伝えていく事が
大切なんだと思う。

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