|
昨日の訪問診療での一コマ。 80歳代の夫婦で、共に生活 習慣病のため、食事に気をつけて いるが、夫の方は 「ここまで長生きしたから もう良いよ!」とか「80まで 生きればポックリ逝けるはず」と 話している。 この話題のきっかけは食事に ついて、どう考えているか?と いうことだったが、話は次第に 「ピンピンコロリ」(元気に楽しく 生きて、最後は苦しまず楽に 逝けること)へと変わって いった。 諸外国ではAdvance Directives(事前指示)が 普及しているが、日本では例え 個人が希望して、このような書面を 残しても法的な裏付けがないため、 適切に活用される保証がなく、 いざというときには、家族が決断することが 多い。 また、ひな形がないため、記述内容が 不十分な場合も多いと予想される。 今回このような話題を経験したことを きっかけに、以前上司から教えてもらった アメリカ医師会が出しているAdvance Directivesの 説明&ひな形を読んでみた。 ここでは、事前指示がどういうものであるか?や 実際のひな形を提示することで 医療者以外でも事前指示を理解できるように 説明がされている。 日本では、今年4月に後期高齢者終末期相談支援料が 設定されたが、これは「回復を見込むことが難しいと 判断した後期高齢者について」終末期の 対応を相談することを指しているようで 現場の理解が得られず7月からは算定できなくなった。 恐らく国としては諸外国のようなAdvance Directivesを イメージしていたのかもしれないが、 後期高齢者制度に対する逆風や 「回復を見込むことが難しい」人に限定して しまったため、凍結となったと思う。 個人的には、日常診療で患者さんとは 良く「どうやって死にたいですか??」と 聞くことが多い。 皆さん、自分なりの希望は持っているが 家族などと話す機会がないことが多い ようである。 我々としては、このような話題を 振りかける事と同時に本人・家族と 一緒に考えていく姿勢を伝えていく事が 大切なんだと思う。 |
| << 前記事(2008/07/10) | トップへ | 後記事(2008/07/13)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/07/10) | トップへ | 後記事(2008/07/13)>> |